嫌われることを恐れない突破力!」勝間和代/堀江貴文 (田原総一朗 責任編集)

勝間氏、堀江氏、田原氏の三者での対談本。三者とも好き嫌いが分かれる人たち。ただ、誰かに好感を持っているなら手に取ってもいいと思う一冊。ただ、全編通して言えることだけれど「勝間氏や堀江氏だからそう言えるのだよ!」という見方をしてしまうと思うなら読まない方がいいと思う。大きさに関係なく目標を持つこと、夢を持つことの大切さを結論にすべく進めていく対談のため、そういう見方をすると全く用を無さなくなる。固定概念なしに読むとなかなか面白い。
個人的に気になった発言をピックアップしてみると、こんな感じ。

田原「サラリーマンから上がった経営者は、何をやっているの?経営って。」
勝間「ずばり”調整”です。」

堀江「情報収集というのは、細かいテクニックはともかく基本的には、限られた隙間の時間をどんどん使って、とにかく”砂金取り”のようにさらい続けることですよ。」

勝間「日本は外国人が働くと不幸になっちゃう確率が高いからです。日本で暮らしても得にならない。」

堀江「もう枯れて、政治家として終わっているわけですよ。終わってんのに、記念碑的に首相になりたいってところが、もうやめてよ、みたいな。」

堀江「人生一度きりしかないんだから、もっといろいろなことをやろうよと思うんですよ。一つの組織に何十年も勤める画一的な生き方が、僕は正しいとは思えない。」

田原「なんで日本は、トライ&エラーができないんだろう?」
勝間「しなくてよかったからですよ、ずっと。しなくてもよかったことが、すっかり根付いちゃっている。それをしないほうが得な人たちが、今でもずっと多いんです。」

堀江「僕は、夢を持つことが今いちばん大事だな、と思っている。」

堀江「革命は、僕は大統領制だと思います。」

堀江「日本の参議院って、衆議院と変わらないじゃないですか。」
勝間「どっちかというと二軍ですよね、衆議院の。」

話題は幅広く展開されるし、その中でいくつかの大切なキーワードがちりばめられていると思う。「突破力」に繋がる内容かというと疑問だけど、内容は良かったと思う。


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