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最高処刑責任者(上)」 ジョーゼフ・ファインダー (著)
最高処刑責任者(下)」 ジョーゼフ・ファインダー (著)
半年前くらいの日経ビジネスで紹介されていて、タイトルに惹かれて買ったけど、損した感じ。全然面白くない。そもそも面白くないのか、訳者に問題があるのか分からないけど、まぁ、それでも面白くないと思う。これを紹介していた人が残念。ストーリーもそうだが、主人公に感情移入できるかどうかというのも少なからず面白さを左右する条件の1つだと思うが、本作に関しては主人公に対して嫌悪感のようなものが先行してしまう。全然好きになれない。むかついてしまう。誉めるとこをなんとか探すとすれば、これ、映像化向けの作品だと思う。日本人でやってもダメだけど。最初から映像化狙っていないか?と思う小説が最近多いのが気になる。
あ〜ぁ、楽天イーグルス」 野村 克也 (著)
ノムさんが楽天を2位に成長させるまでどういうことを考えていたかを、ヤクルト時代、阪神時代も織りまぜながらまとめた一冊。プロ野球好きなら読んでつまらないということはないと思う。テレ朝のGet-sportsとか好きな人でも可。中盤の内容は、監督退任後にいくつかのTV番組でも語っていたことなので、これは知ってる、という内容も多々あり。さらさらっと読める書きっぷりなので、読書癖がなかったり新書に抵抗のある人でも大丈夫そう。自分を買いかぶり過ぎだろ、というとこも多々あり、その度にちょっと勘違いしてるなーと思いたくなるけど、イラッとはしない。ノムさんだからと思われる。本作で一番良かったのは、あとがき。去年のCSで日ハムに負けて監督業が終わったときに、両チームに胴上げされたときの気持ち、なんというか正直な気持ちが一番出ていて良かった。
まぁノムさんの本だとやっぱり「野村ノート」が一番だけど。



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