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小学校~中学時代、休み時間に人気を博した遊びに「インサ」というのがある。
今まで、神戸(しかも東側)で育った人以外知っている人に出会ったことがない。誰かご存知ない?

ルール
・4人制(左図)or 2人制(右図)
・バレーボールサイズのボールを使用(サッカーボール、ドッヂボールも可)
・基本、手(グーして小指から手首にかけた部位)でボールを打つ

左図で説明すると、1~4の枠内に1人ずつプレイヤーが立つ。
プレイヤー以外は5に並び、プレイヤーがアウトになると列の先頭がプレイヤーとなり、
アウトになったプレイヤーは列の一番後ろに並ぶ。

基本的に「卓球のサーブを延々と続ける」感じで、1がサーブ権を持っている場合、
1は自分のコートにワンバウンドするように打ち、
ターゲットのコート(2~4任意)内に次のバウンドがくるようにする。
ボールがきたプレイヤーが2の場合、2のプレイヤーは自分のコートでワンバウンドした後に
1同様に自分のコートと相手のコートにワンバウンドずつするように打ち返す。
打ち返すのはツーバウンドする前。これを繰り返す。

打ったボールが自分のコート内でワンバウンドしなかった場合、アウト。
自分のコート内でワンバウンドしたが相手のコートにワンバウンドしなかった場合もアウト。
このように枠外にいっちゃった場合を「ジョーガイ(場外)」と言う。
ラインの上にボールが落ちた場合を「センジョー(線上)」と言う。基本セーフ。
ライン上のため、打ち返すのが誰になるかは曖昧だがお見合いして「お前だよ」て言われたら、
しぶしぶアウトになるので、基本的に二人が突っ込んでいく。

慣れてくるとツーバウンドするギリギリに、しゃがんで低い体勢で打ち返すようになる。
かなり低いところをハイスピードで打つので、打つ方も受け手も難易度が上がる。
そしてプレイの質とモチベーションに大きく関係するのが、ボールの空気圧。
空気が結構抜けていると続かないのでモチベーションが下がりがち。
空気がしっかり入っていると、結構手が痛かったりするのだが、
かなり勢いのあるショットが出来るため、気持ちが高揚する。
冬なんかは本当に手が痛いので、トレーナーやジャージの袖をひっぱって手をくるんで打つ。
だからみんな右の袖の方が伸びてくる。

概ね、コートは校庭に書かれて(足で10秒)プレイするのだが、
校庭のためたまに4辺のうち1辺が壁の場合がある。この場合、壁打ちが成立する。
バウンドに例外はないが、自コートでワンバウンドする前なり後なりに壁にあたって
跳ね返るというケースが起こる。跳ね返りが大きくなると、なかなか打ち返しにくかったりも。

その他に、通常左図で2がサーブ権を持ち、1に打ち込むと想定すると、
1は2のコート寄りに立つと打ち返せなくなるため、1の立ち位置は数字のあるあたりになる。
ところがこれを逆手にとって2は線ギリギリのところで、自コートと1コートにすぐに
バウンドするような小さなサーブを打つ場合がある。
バウンドの幅も小さくすぐにツーバウンドするし、後ろ寄りに位置取っていた1は届かず打ち返せない。
なので、瞬殺率が高くなる。まぁ、アンフェアなのでそればかりだと卑怯レッテルがついてしまう。
小学校でこういうレッテルを貼られると暫く居場所がないので、結果あまり使わない技。

一年中これをやっていたと思うと、相当面白かったんだと思うが・・・。
てか、こればっかやっていたから、他の地域の子供は休み時間何をしていたのかが知りたい。
以上、15年前の神戸っ子を魅了した「インサ」でした。

※ルールは、15年くらい前の記憶なんで、間違いもあるかも。知っている人がいたら訂正求む。



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