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仕事の関係で初めて群馬県の館林に行ってきた。あの気温で有名な館林。毎年夏にニュースで耳にするちょっと有名な地名だし、街頭インタビューなんかの映像もちらちら見かけるから、そのあたりから想像力を膨らませて、こんな感じの駅前なんだろうな、とか勝手に想像していたわけだが・・・。

到着して駅を出ると、そこは想像とは全然違う、これでもかっていうくらい静かで閑散とした場所だった。人もいないし、車もいない、店もほとんどない。ある程度名前が通っている地名、かつ特急も停車する駅っていうだけで、駅前には多少ビルが並んでいて、ビジネスホテルがあって、コーヒーチェーンとコンビニとドラッグストアがあって、みたいなことを考えていた。ニュースで「今年は例年になく暑いです」って顔赤くして答えている人の背景もそれとなく賑わっている感じだし。だからそのギャップに少なからず衝撃を受けたわけだけど、よくよく考えると、地方の町というのは必ずしも駅前が栄えている必要性はない。

電車とバスや自転車を組み合わせた生活交通網は都会だけの話で、少し地方に行くと、マイカーによる車文化になる。そうなると、駅前に商業施設を求める必要性はなくなり、むしろ大きな駐車場を作ることが出来る土地にモールが建つことになる。そこは良くも悪くもだが。

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実際、館林周辺でショッピングモールを探すと、駅から10kmほど離れたところにイオンモールがあった。ここに人が集まるのかもしれないな、と。インタビューもこういうところでやっているのかも。あとは佐野のアウトレットとかになるのかな。大量の鯉のぼりの祭りとかやっているのはどのあたりなんだろうか?

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そんなことを考えながら、駅前にあった花山うどんで昼を食べた。こちらは2014年8月に代々木公園で開催され17万人が訪れた「うどん天下一決定権2014」にて、売上部門、評価部門ともに第1位の完全優勝を果たした有名店(らしい)。館林を舞台にした昔話「分福茶釜」をモチーフにした分福茶釜の釜玉うどんを食した。うどん界の日本一っていうのがどういうレベルなのかは分からないが、まぁ、美味しかったと思う。個人的には武蔵野うどんが好きなんでそれには及ばないな、っていう感じだけど、こればっかりは好みってのもあるのでね。

SEの仕事をしていて、特にインフラに近い場合、館林といえば目的地はだいたい分かるようなもので。そんなわけで今のところ予定はないけれど、また来る事はあるだろうな、と。そのときはもう少し時間を作って行動半径を広げてみるのもありかもな、と思った次第。


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