最近知ったばかりだけど、アメリカのジョージア州の近くにサンデースプリングス市という市がある。市の人口は10万人ほど。10万人ほどなんだけど、市の職員は4人しかいない。ちなみに近い数字で東京都三鷹市の人口が約17万人で、市職員は1000人ちょっと。比率が全然違う。

なぜ4人で回せているかというと、世界で唯一PPP(Public-Private Partnership)つまり「公民連携」という方式を実現・成功させているから。方式を説明すると長くなるけど、簡単にいうと市の機能を民営化した、ということ。警察・消防は別として、その他ほとんどの業務を民間のCH2M HILL OMI社に委託している。これにより経費の大幅な削減に成功している。こういった「コントラクト・シティー」制は、小さな都市では成果に繋がる可能性があるとされている。そんな市政が存在するというのに驚きつつ、なるほどな、という感じ。

今後、日本の多くの都市、特に財政がやばいところで復興策の一つとして検討していくことになるんじゃないかと思うけど、日本人ではそういう思い切った判断が出来なかったり、うまくカスタマイズすることは出来ず、丸々コピーしようとして失敗する、ということになりそうな気がしてならない。

ちなみに東洋大学がPPP研究センターを運営しているようなので興味があれば調べてみると良いかと。こういう興味あることを勉強できるっていいなーと思うようになったのは、ほんと30手前になってから。そんな自分がちょっと残念。


Similar Posts (Posts or dissimilar):関連するようなしないようなエントリの抜粋