ざっくり整理すると、ISACAがやっている民間資格のCISAか、IPA(経産省)がやっている国家資格のシステム監査技術者の2つが認知されている資格。

前者は受験条件や受験金額などハードルが高かったり、勉強するための教材が限られているという点や、維持するためにCPE(継続教育)と更新費用が必要になる点などから合格者の質を一定に保っていると思われる。

そういう点からも、IPAは継続教育や実務経験がいらない点、受験料が安価な点などから、論文試験などの午後対策が苦でないならこちらからの方が気は楽なのかもしれない。

資格を取得する目的次第だけど、取得がゴールなのか生業としたいかでだいぶ変わってくる気はする。決してIPAの資格が取って終わりのものではないのは分かるし、RISS(情報処理安全情報確保支援士)のように継続教育も始まっているが、まだまだ取ることが目標になっている人が多いし、企業もそういう風にしか見ていないケースが多い。

CISAに限らずISACAの資格(CISMやCRISCなど)が海外でも評価される資格というニュースがちらほらあることからこっちの方が多少グローバルでの認知はあるのだろうと思う。

いずれにしても資格を持っているから、それで仕事が出来るわけではないが、ないよりあるべきだし、取得するため、維持するための努力は持たない人よりは格段に価値のあるものだと思っている。


Similar Posts (Posts or dissimilar):関連するようなしないようなエントリの抜粋