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そういえば雨男だった。それも生粋の。ハスラー過去最長の片道4時間弱・210kmの運転後、休む間もなく炎天下で汗だくの設営。やっと設営完了、さぁ記念撮影、ってときに降り始めた雨。初キャンプの夜はそのまま雨風とともに過ごすことに。

先日購入したアメニティドームを張る練習のために道満グリーンパークに行こうかと考えていたこの週末、テント購入を後押ししてくれたヨメから、

「せっかくならキャンプ場行ってきたら?父子男3人で」

とさらなる後押し(?)が。テントを張るどころかキャンプに関してあらゆることが初物づくしの中、子供2人の面倒まで見れるのか?と心配だったけど、なんでもやってみないと始まらないから!きっと、なんとかなる。

場所決めは、子供が楽しめそうで、かつ次に行くとき嫌がらないためにも初回が肝心。そうなると”高規格”と言われているキャンプ場なんだろうなと、いくつか探してみたけれどどこも空きなし。冷静に考えたら、こんな良い季節の土曜日に、しかもその週になってから予約しようとか、ちょっとなめ過ぎ。

そんな中で空きを見つけたのが無印のカンパーニャ嬬恋。空きどころかむしろガラガラ。ネットの評価も悪くないのに、このガラガラっぷりはなんだ?理由が全然分からなかったけれど、行って分かった。いや、着く前に分かった。遠い。東京からだと遠い。キャンプ場は遠くないことも重要だとまず学んだ。着いたとき元気ハツラツでないといかん!もしくはこの距離まで来るなら2泊以上の連泊にするとか。

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そもそも嬬恋がどのあたりの地域かいまいち分かっていなくて、ゴルフで行ったことのある松井田妙義ICとの距離感から2時間半から3時間くらいで着くだろうと雑に踏んでいたが、実際は+1時間。到着して、チェックインを済ませサイトに着いた頃には午後3時に。我ながらさすがに遅過ぎる。

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選んだサイトはE18。理由は、斜面が急ではなさそうな場所で、サニタリー棟がまあまあ近いこと。実際まあまあ良かったんじゃないかな、と。斜面は斜面だけど、他に比べたらまだ平地ぽかったし。ただ、トイレが近いからかハエが多かったかな。じゃあどれだけ離れたら近寄ってこないんだ?て話で、案外こんなもんかもしれない。刺してくる系の虫より被害がない分、さほど問題はない。

子供の相手をはじめ、あれこれと他のことをしながら要領悪く初めてのアメド設営を1人でやっていると、想像以上に時間がかかった。マニュアル(またこのマニュアルが不親切で、書いてはいるんだけど書き方が悪い)を読みながらやっていたせいもあるけど。YouTubeとかでは簡単そうにやっている2本目のXフレームを挿して立ち上げるところが特に1人では難しかった。まぁ、2人でやれ、って書いてるのを1人でやってるのも良くないんだけど。

そんなわけでなんとか出来上がったテントとハスラーと父子は並んで記念撮影をしたわけだけど、間もなく降り出した雨がそのまま夜中まで降るわ降るわ。

今回の主目的はテントを張ること、テントに泊まること。雨対策や食事の準備なんてほとんどしていない。タープは日差しに対する遮光が主目的っぽいけど、雨のときこそ本当にその存在が重要だな、って痛感。食事を用意するところも食べるところもないっていうのはなかなか困った話。1人用のペンタシールドも張ったけど、結局1人用なわけで役に立たず。寝室と庭だけでの家。ダイニングかリビングに相当する場所が足りなかった。帰ったらタープを検討しようと決意。雨男なのでこれからも必要なシーンに何度も出くわすだろうよ、っと。同様にスニーカーもグチョグチョに雨が染み込んで、翌日に焚き火で乾かすまでどうしていいか分からない(履いたら靴下が濡れてしまう)レベルに。雨対策というやつはなかなか大変だ。

というわけで車で1分、湖畔の湯にて食事&温泉。温泉素晴らしい。


サイトに戻ってもこの日は結局、小雨と大雨を繰り返した。雨は日付が変わる頃には止んだけれど、そこから明け方までは今度は強風。テント平気かな?とか、ペンタ見えないけれど飛んでいってないかな?とか。あまりに気になったのでテントから出て一度見に行く。テントもペンタも問題なし。ペグ打ちと張り縄を妥協せずにしっかりやっていたのが良かった。一般的にどうかは知らないが、ペグ打ちや張り縄の調整という地味な作業が案外好きでコツコツと綺麗にやるのが楽しい。

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ところで、ペグは信頼のソリステ、と言いたいところだけど、鍛造は重たいので、自分はMSRのグランドホグ ステイクにしている(評判もそこそこいいし、とにかくかっこいいから)。形状も素材も違うので、それぞれに得意なシーン、地面があるだろうけど、自分はこれをもう少し揃えていきたいと思っている。今後どこかで鍛造の必要性にぶつかるのか、グランドホグ ステイクが貫いてくれるのか、はてさて。

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風対策は問題なさそうだなと一安心。ふと見上げた空は、さっきまで雨が降っていたとは思えないくらいの星空。丸一日バタバタしていた中でやっとホッと出来た瞬間だった気がする。しばし空を見上げた後、テントに、シュラフに戻る。


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夜はいつの間にか眠ってしまい、気が付いたら朝6時。カッコウの鳴き声で起床。天気は晴れ。早速、朝っぱらから昨日買ったもののそのまま放置だった薪を燃やし始める。やっと念願の焚き火。

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火が落ち着いたあたりで、持ってきたマシュマロとマクビティでスモアを作って食べさせたり。

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ホットサンドを焼いてみたり。

食後は残りの薪を全部燃やし、そのまま片付け開始。手際も悪く、なんだかんだでサイトが綺麗になるまで2時間くらいかかっていたような気がする。焦ってもいなかったけれど。

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チェックアウト後は少しだけバラギ湖の近くを散歩。標高1,300m、春の爽やかな風と新緑、湖。なんだろうな、この時間。すてきだ。設営や撤収をテキパキやって、こういう時間を長く持てるようになりたい。あと連泊もやりたい。

というわけで初キャンプはなんか色々あったようななかったような感じだったけれど、やって分かることだらけ。急に決めていきなり来たけれど来て良かった。いや、むしろ早く次のキャンプに行きたくて仕方ない。次回はタープを張りBBQを夕食にしたい。一つずつステップアップ!


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