ほとんど出張が発生しない会社に属しているんですが、2月以降ちょこちょこ国内出張してます。2月に岡山、3月に函館と広島、そして今回の岡山と大阪、今月末の札幌と。ま、でもその札幌が終わると出張シリーズは終了なわけで、また東京から一歩も出ない日々になるわけですが。

岡山は2月に来たところだし、そのときに少しウロウロしたので、今更行きたいところもないかな、と。しかも今回は駅の真上のホテルに泊まったこともあって、見事にじっとしてた。

駅から数分の店で飲んだ帰りに見かけた餌付けされてるのか店に飼われているのか分からないけれど、どんだけ近づいても逃げない猫。しかし相変わらず岡山は人が少ない。

そして大阪へ。近代的な装いになった大阪駅。どこに何があるかさっぱり分からない。東京の主要駅も最近ころころ駅ナカ展開して分からなくなってきたけれどね。しかし大阪に至ってはさすがに行きたいところもないので、仕事中心。(※なお、その仕事で腰をピキって痛めて困ったことに)

とりあえずのお好み焼き。美味しいっちゃ美味しいんだけど、いまいちソースがしっくりこなかった。甘過ぎというか。自分の舌が変わったんだろうな。この前広島で食べた方が美味しかったという衝撃ね。

そういや、就職して10年以上経つけれど地元に戻ったときにすごくホッとした。これは就職後初。大学時代の仲良いメンバーと飲んだこともあるけれど、今まで関西に感じていた感覚が少し変わったような気がするので、そこらの雑感を。

大学時代にずっと感じていたのは「関西は何かと遅い、足りない」ということ。12、3年前の話になるけれど、例えば携帯の新機種が発売されるのも、東京に比べて1〜2週間遅かった。でもネット上にはその機種を既に手にしている(関東の)人がたくさんいて情報はどんどん入ってくる。その情報と現実のギャップ(1〜2週間)が大きな差に感じていた。他にもネット上で売っている物で気になった物があったときに実物を一度確認してから買いたいと感じても、実物を取り扱っている店がなかなかなかった。東京だと調べたらだいたい取り扱っている店はある。
そういう情報や物に対する欲求をストレスとして感じたくなかった。だから東京で働きたいと思っていたところはある。

でも、あれから10年以上経ち、ネットの普及も影響しているのか、そういう差は少しは縮まったんじゃないかな、と思う。同時に自分自身の情報に対する欲求も低減してきた気もする。年なのか、疲れたのか、とも思ったこともあったけれど、むしろ取捨選択が効率的になってきたんじゃないかと思うようにしている。

いずれにしても、そういう思いに固執していたこともあるし、帰省するっていう感覚も薄かった(正月や盆の帰省は未だない)こともあって、これまでずっと地元とは距離を置いているところがあったし、変な抵抗もあった。だけど、今回関西に戻ったときにその抵抗感が全然なかった。自分でも若干戸惑いそうになるくらいに。決して大阪が東京と並ぶレベルの街だとはやっぱり思えなくて、むしろ今回も関西の雰囲気とか活気とか見ていると、経済という点では本当にやばいんじゃない?と思えて仕方がなかった。でも、そういう「中途半端感」や「どこか納得いかない感」「物足りなさ」というのが、今回は「頑張りすぎないちょうど良い感」に感じることが出来た。何故かは分からないけれど、きっとそれが地元であり、いつかは故郷へ戻りたいと思う大人が多いそれに近いのかもしれないなー、と。

では、いずれ戻るのか、というとやっぱり戻らないだろうなと思う。よっぽど高知の方が自分のベクトルはぶれずに向いている気がする。でも、帰省は増やしてもいいな、と。そう思えるようになった価値ある数日の関西での滞在だった。

どうでもいいけれど、知らないうちに実家の車がRover 416SLiからシトロエンのC2に変わっていたのには驚いた。え?いつからよ?と。そんなわけで初めてC2を運転したけれど、これはおもちゃだ。ATをオートで乗るとシフトチェンジのショックが大き過ぎて(日本車って優秀!て感動できる)、クラッチレスのMTでカチャカチャしながら運転する方がスムーズ。そういうこともあってMTの感覚だけ楽しむ車という感じ。パドルシフトまで付いていたりして「それ全然いらんだろ!」て思ったり。地元の坂道とか本当に急なんだけど、MTも使いやすいし車体自体が416より遥かに軽いこともあって以前よりすいすいで良かったかなー、と。そんなです。


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