シネマグラフが流行っているようなので、ちょっと試してみた。(外が雪で、家でまったりした休日を過ごしていただけだが)

シネマグラフとは、写真を部分的に動かすことで、そこに注目を集める表現手法。以下のサイトに良例が集まっている。

写真が動き出す?!おしゃれなシネマグラフGIFアニメーションまとめ | PhotoshopVIP
http://photoshopvip.net/archives/51462

10年前くらいに少し流行ったアニメーションGIFがここにきて復活したような感じかな。写真でループさせているので、最初と最後のコマをいかに自然に繋ぐかっていうのは適当なイラスト数枚で作っていた昔のアニメGIFよりは細部の注意がいるかな。

まずは、iPhoneアプリのKinotopic+でやってみた。これはこれで面白いし、使いこなしたらそこそこの物が作れそうだな、と感じた。「とりあえずシネマグラフをやってみたい」って思った人にはちょうど良いと思う。

ただ、元ネタにする動画の撮影を工夫しないといけないという課題はあるかも。シネマグラフの場合、カメラがいかに固定されているかが、一番重要。iPhoneの固定はなかなか難しいし。あとはアプリを通すことでどうしても画質が下がってしまう。上のサイトの例はさすがにiPhoneではないだろうし、そこに憧れてしまうとちょっと物足りない。でも、iPhoneだけで楽しむ分には十分なくらい楽しめると思う。

手元にあるHW、SWだけで、どうやって作ればいいかな?と少し困ったが、ここは初心に戻り、シンプルに写真でアニメGIFを作れば良いのだな、と。というわけで一点だけが動いている被写体を探し、三脚で一眼を固定、連写。5枚の写真をPhotoshopのレイヤーで並べてアニメGIFにしてみたのが、これ。

初めて作ったにしては十分だろう。満足感はあるものの、これでは動画と変わらなくね?という気も。面白いと思うシネマグラフ作品は、時間が止まっている感じが出せているところにある気がする。時間が止まっている感じを出そうと思うと、本来動いているはずの被写体群(例えば人々とか)をターゲットにして作ると面白いと思う。上ので言うと、煙突の煙で動きを出すのではなく、むしろ煙は止まっていて、車が端の方を一瞬通り過ぎるとか。

そうなると、単純なレイヤー繋ぎでは一点だけ動かすことが難しい。さてどうやって作ろうかな、と考え中。それこそKinotopic+なら一点だけ動かすことは簡単なんだよなー。

もう少しだけ試行錯誤続けてみます。


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