150326

ルーフボックスを付ける前(納車直後に付けたけど)に気にしていたと言えばルーフボックスの重量と見た目。以前も書いた通り、ハスラーは天井の重量が30kgまで、ルーフボックス関係だけで22kgちょっととなり、ルーフボックスの中には7kg程度しか物を入れられなくなる。実用性を考えたときに7kgまでで良いのか？と。とはいえ収納力の少なさをカバーする代替策もなく、むしろ7kgも入れば十分だろうと考え、装着に至った。

付けてみてから気が付いた新たな課題が高さ。もちろん付ける前から風の影響は気になっていたし、いざ付けてみると荷物の出し入れをするには高過ぎたな、と。しかし、そんなことよりも、生活の中で直面したのが、街中の駐車場の高さ制限。

今まで全然気にしたこともなかったけれど、行く先々、いつも停めていた駐車場のほとんど全てにおいて、入口に高さの制限表示がある。一番よく見かけるのが2.1m、次が2.3mかな。少しググッた感じでは、どうも建築基準法とかで車路は梁下まで2.3m以上、駐車スペースは天井まで2.1m以上と決められているみたいで、制限の根拠はそういうスペースなり車路の箇所があるってことなんだろうね。ギリギリまで空間を使わざるを得ない日本(というか都市部)の土地事情か。

さて、そうなるとルーフボックスを付けたハスラーの全高はいったいいくつなんだ、と。何も付けなくても1,665mmの全高らしいので、そんなに余裕はなさそう。

まずはカーメイト(innoはカーメイトのブランドの一つなので)の車種別適合情報を見てみる。ちなみにこれを書いている時点でBR56は適合情報に表示されないため、同じサイズのBR55で確認。すると、ベーシック装着時高さ(たぶんステーやバーだけの状態と想像)が1,758mmで、BR55の装着高さは2,038mmとある。ということは210cmまであと6cmほど余裕がある。まずは一安心。

でもなんか気になったので、駐車場にある柱に横付けして、目視でたぶん一番高そうな箇所から固めの木の棒を柱にたぶん垂直になっているように伸ばしたところに目印を付ける。その柱の目印までの高さを計測。たぶん、たぶんなアバウトな上にメジャーもピンってしてくれなかったとて、ほんとアバウトな計測。結果は2,028mm、3つの”たぶん”1つにつき10mmくらいバッファをとると2,058mm。いずれにしても2,100mmには届いていない。

というわけで個人的な結論は、ハスラーとBR56(55も)であれば2.1m制限は大丈夫。駐車場の係員に止められても「全高205cmくらいなんで、2.1mなら大丈夫っす！」と言うよ。乗っている人の重さやガソリン量などによって走ってるときはもう少し下がりそうなので、気をつけるとしたら天井が低そうなところに停める場合くらいかな。

ところで、車種別適合情報にBR56が存在しなかったので、情報が載っていない理由が何かある(例えば量販店経由でしか買えない限定モデルとか)のか、BR55との仕様違いは何があるのかなど気になった点をカーメイトに問合せてみた。

もらった回答を簡単にまとめると、以下のような感じ。

・掲載されていないのは対応が遅れているだけ
・サイズなどの諸元はBR55もBR56も同じ
・BR55はBK(黒)、BR56はWH(白)と色の違い
・取付金具が、BR55はUボルト、BR56はクイッククランプに対応

「UボルトはINNO角型バーのみに対応した金具で、クイッククランプは、INNO角型バーの他、条件を満たした純正キャリアバーにも取付可能」とのことなので、角バーを使うのであれば、色の違いしかない、ということみたい。クイッククランプってことだけど、ようは最近出たエアロバーを使いたいのであれば、BR56しかダメ、ということみたい。BR55が2011年に出、昨秋にBR56が出るまで3年もあいているのに、これだけしか仕様に差がないんだね。

とりあえず、気になっていた点が諸々まとめて解消したので安心して乗れそう。


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