2009.02 読了本

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タモリのTokyo坂道美学入門」 タモリ(著)
自分も急な坂ばかりの街で育ったせいか坂に愛着がある。可能であれば、坂のあるとこに住みたいとよく思う。ところが東京には坂があまりない。そう思っていた。が、実際は違うということはこの本でも分かるし、ジオキャッシングでも体感出来る。体感という点では自転車に乗ると無意識のうちに感じているのも正直なところかも。そもそも東京には「渋谷」「四ッ谷」と「谷」が入る地名が多い。それ自体が高低差を表しているはず。だから大雨に対応できない街があるわけで。
本書は読み始めこそ、地域が狭く感じるがそれはそこにしか坂がないからだと思われる。他にも坂はあるがまわりのスポットも含めた話となると難しい。都心の散歩が出来る美しい坂を知るための貴重な一冊と思う。(ある種、タモリ倶楽部的な本)
ゴールデンスランバー」 伊坂 幸太郎(著)
伊坂作品は実はこれが初。前々から読もう読もうと思っていたがなかなか機会がなく。まず、読んで最初の感想というか率直に感じたのは、予想外にすっきりした読了感。それはなかなかのものだと思う。ただ読了後にAmazonのレビューを見てみたが、伊坂作品の集大成という意見が目立った。これが集大成だとしたら、他の作品は読む気にならないが、まぁそれを見極めるためにも、他の作品も読んでみようと思う。同様にAmazonのレビューで「なぜ彼が追われるのか」「黒幕は?」と納得できない、という意見もちらほら。これはこれでおかしくて、そもそも全ての謎を明快に解き明かすことを期待というより絶対条件と思い込んで読んでいる人はどうかと。勝手に解き明かしてほしいと思っているわけで、それに答える義務はないと思う。明快にしない変わりに、すっきりする読了感で十分ではないかと(あ、そういう人はすっきり出来ないのか)。
個人的には各賞(本屋大賞やこのミス)を総ナメにしたのにはちょいと疑問が残る感じ。一通り賞レースを制している実績が、直木賞に繋がるとしたら・・・。

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2009.01 読了本

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MORI LOG ACADEMY 3 モリログ・アカデミィ 3」 森 博嗣(著)
相変わらずMLAを読んでいるがなかなか進まない。
というのも移動中に落語を聞く機会が増えたせいで、試しに読書と同時にやってみたが無理だった。
ペースをあげて読んでいかねば、未読本の追加ペースの方が早くなってしまう。
(しまった、写真の向きが先月までと逆だ)

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親の本棚

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引き続き、本棚の整理をした。(正確には部屋全体の整理の一部の作業)
今日は、図録や写真集などを置いている方の本棚に手をつけた。進捗は30%程度。
ここでも、やはり同じ本が2冊ある。
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トイレの隅に雑誌を置いている。電車より家で読みたい雑誌の場合、だいたいここに並ぶ。
厚みがあれば良いけど、Penやブルータスみたいになると、若干不安定になる。
今は小さいオブジェで押さえているけど、重量的にもちょっと頼りない。
ムスコにパクられそうという懸念もある。
なのでシンプルなブックエンドをたまに探すも、いまだ見つからず。ドアストッパでも可か。
写真に写っている(つまり今トイレにある)Esquireの最新号(2009年2月号)がいい。
特集「見せたい本棚の作り方。」がとにかくいい。たまらん。
25日のエントリーで「現時点で既に、未読ストックが7冊あるし。」と書いたけど、
27日の時点で12冊になっている。目標からいくと3月まで買う必要がないことになる。

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2008.12 読了本

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オンリーワンは創意である」 町田 勝彦(著)
面白かった。シャープの会長(前社長)として有名な町田氏の本。
経営者なり上位者には圧倒的なリーダーシップ力があった方がいいな、と思わしてくれる。
一番苦労した部分とその解決に至るまでの道は意外なほどにあっさりしている。
あえて書かなかったのか、書けなかったのか。そういうのを期待すると期待はずれになるかも。
何にしても運も実力だろうし、この人はそういう点でかなり強運なんだと思う。
かなり読みやすく(内容も薄いし)、新書では過去最速で読み終わった。
探偵伯爵と僕」 森 博嗣(著)
面白かった。ここ数ヶ月読んだ中では一番良かったかも。表紙もキレイだし。
話の世界観に入っていきにくいところはあるけれど、そう思ってるうちに読み進んでしまう。
森博嗣の小説の中ではかなり読みやすいと思う。
この小説の面白さは、ラストの手紙。それが手法としてどうかってのはなくはないけど、
あまり深く考えることでもないし、何より読了感が極めて良かったので。
MORI LOG ACADEMY 1 モリログ・アカデミィ 1」 森 博嗣(著)
『WEBダ・ヴィンチ』連載の森博嗣のブログ日記「MORI LOG ACADEMY」の文庫版。
割と言いたいことを自由に書いている。昔はもっと書いていたらしいけど。
感じるのは天才肌というか、徹することの才能の高さ。憧れてもこのスタイルは出来ないけど。
ネットで延々と一つのサイトを見続けるのは難しいけど、紙媒体なら自分的にはOK。
MORI LOG ACADEMY 2 モリログ・アカデミィ 2」 森 博嗣(著)
順番に読んでいくうちに、だんだんこの人への好感があがってくる。
皮肉にものを捉える人(例えば「それは貴方が金持ちだからでしょ」とか言う人)には、
読めない文章だと思う。
今月は長時間移動が多かったので結構読んだかな、と思っていたが4冊止まり。
おそらく「MLA」が2冊含まれているからだと思う。小説じゃないため会話文がないし、
何より横書きなので、さくさく読めない。ケータイ小説とかってある意味スゴいと思う。
今年は月平均2冊だった。といっても0冊の月もあれば4冊の月もある。
基本的に移動中(通勤時)しか読まないし、週半分くらいは映画や録画した番組を見たりしてる。
なので、何かの番組やビデオPodcastにはまったときなんかは全然読まなかったりする。
まぁでも来年は月平均4冊くらいは読んでいこうと思っている。
現時点で既に、未読ストックが7冊あるし。
以前読んだ何かの記事で「ブックカバーを書店がかけるのは、ほぼ日本だけの習慣」とあった。
同じ記事で「ブックカバーをするのは心理学的に「自己呈示」が働くから」ともあった。
要は自分はこういう本を選び読んでいる人間です、てことを見せたくない心理らしい。
とはいえ、駅の売店やコンビニ、ブックオフではカバーがない。
そのせいか表紙を裏返してブックカバー化している人をたまに目にする。
そこまでして隠したい本っていったいなんなんだ、て思う。(一瞬だけど)
自分は、Amazonや楽天ブックスで買うことが多いので、カバーがないケースが多い。
自己呈示はあまり働かない。カバーを付ける付けないの境界線は帯がうざいかどうか。
その記事(R25だった)↓
http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/1112006080317

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子の本棚、親の本棚

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絵本はもちろん、それ以外の本(音が鳴るやつ、車図鑑など)もたまってきてたので、
J.パルスのマルチラック PUZZLEを2つ組み合わせて一応本棚っぽくしてみた。
ちょうどレゴもバケツごと収まったので、スッキリした。あと2つくらい追加してもいいかも。
手前は、キコリのつくえキコリの小イス。最近、結構人気らしい。
4歳までいけるらしいけど、おそらく2歳くらいでベストサイズじゃないかな、て感じ。
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自分の本にいたっては、どこにあるかさえ分からないくらい、家中にちらばっているので、
こちらも(こちらこそ)なんとかしようと先日IKEAで本棚を買った。
それが届いたので、気合い入れて一気に組み立てて、見える範囲にある本をごっそり収めてみた。
まだ収納できていないのもあるが、残スペースからして何とか入りきるような気がする。
しかしこうやって整理しても探している本に限って見つからず、
むしろたまに同じ本をだぶって持っていることに気付く始末。以後注意せねば。
このペースで年内にある程度整理できれば、と。

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2008.11 読了本

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零戦と戦艦大和
零戦と戦艦大和という強力な戦力を持ちながら、なぜ日本は大戦に負けたのか、
そこには日本人だから負けた理由があった。
まぁそういう内容なんだけど、とにかく同じようなことを延々と語っている。特に人と技術。
結論を簡単にまとめるとそもそもトップに圧倒的なリーダーシップがないことが問われており、
そこらへんは今の日本企業もやはり同じだねー、て感じ。
オトナ語の謎。」 糸井 重里(監修)
ビジネス用語を分かりやすく解説した一冊。例えば、こんな感じ。
・基本オーケー・・・そういうふうに言われた場合、オーケーではないということ
・別途・・・べつのところでちゃんとやるからさぁ、心配しないでよ、という意味をこめてオトナが頻繁に用いる言葉
ガリレオの苦悩」 東野 圭吾(著)
ドラマなり映画なりでガリレオを知り読み始めた人向け。
映画にあわせて売り出したあたりがかなり商売っぽい。商売としてはこのやり方は正解。
ドラマオリジナルだったキャラの内海薫が小説上にも出てくるようになったことに、がっかり。
あと、福山などテレビのイメージが頭についてしまっていてそれが読みやすい反面、
キャライメージが固定されてしまうというマイナス効果も。
で、内容自体はいたって読みやすい一冊。面白い面白くないは人それぞれなので横に置いといて。
高校の頃から東野作品はほとんど読んできたが、いまだに「天空の蜂」よりはまった作品がない。
ハニカムの「iPhoneについて」
自分もたまに見るサイト、ハニカム(honeyee.com)のクリエイターたちがiPhoneを語るムック。
この一冊から得るものはほとんどないんだけど、どこぞのiPhone本よりは面白い。
iPhoneの進化にあわせて定期的に出してほしい。

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2008.10 読了本

子どもの「頭のよさ」を引き出す フィンランド式教育法」 小林 朝夫 (著)
北欧の暮らしをリスペクトしてたり、なんとなく憧れがある人のための本。
わりとそういう暮らしが好きな自分の感想としては、特にしつこさのない浅い一冊。
親の立ち位置、考え方の選択肢を潜在的に広げてはくれる、読了直後は。
なんにしてもモンスターペアレントには読了できないのは確か。

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つぶあん その3

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初代アンパンマン。見ての通り、まずデカい(身長)。
しかも話の中で身長がかなり変化する。パンのサイズか?
クラシックアンパンマンは、ひもじい人か死にかけの人に顔を食べさせる(助ける)展開をとる。
ばいきんまんやくらやみまんとの戦い的要素はない。食料としての存在感、そこに正義がある。
クラシックは顔を全て食べさせ首上無しでも問題なく飛行する。
これは相当怖い。ムスコも怖がってるように感じる。

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逆アプローチ

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数年放置していた英語をそろそろ勉強し直そうかな、と思っていたときに見つけた一冊。
「ターゲット」などの受験用英単語本と根本的に違う点が2つある。
日本語が先にくる点と、分かる単語と覚えさせたい単語の組み合わせで表現した点。
再開の第一歩はそんな感じで。
英単語 ピーナツほどおいしいものはない 銅メダルコース

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つぶあん その2

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あんぱんまんとばいきんまん」をヨメがゲット。79年発売の第41刷。
アンパンマンが平仮名になっています。
最初から画像の顔で話が始まります。(以下、読みやすく漢字変換)
> パン作りの名人ジャムおじさんは、この頃元気がありません。
> パン作りも休んでため息ばかりついています。
>「なんだか気持ちが悪くて、仕事をする気がしない。」
> あんぱんまんも心配です。
>「おじさん あんこが 腐りますよ。」

あんこ?心配はあんこ?

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