iPhoneも3Gから使い始め、iPhone4、iPhone5ときて、遂に4モデル目。7年目に入ったことになる。中にはAccuFuel(燃費計算アプリ)のように3Gの頃から使っているアプリもある。AccuFuelは、とっくに更新されなくなっているけれど、それでも動いてくれているから助かる。

iPhone6はシルバーの64GBにした。auから届いた15,000円分のファストクーボンを使うためにauオンラインショップの利用が必須とのことで仕方なくオンラインショップを利用したのだが、どこをどう間違えたのか(間違えていないはずなんだけど)、Plusを選んだはずが普通のiPhone6で処理が進んでしまい、入荷が決まってからそのことに気が付いたので、もういいかなーって。

しかし、機種変の気配に気が付いたのが調子の悪かったiPhone5は一気に不調の階段を上り始めた。頻繁にフリーズするiPhoneは聞いたことがない。そんなわけで、のんびり待つことも出来ない状況になっていたので、入荷が全然見えないPlusよりもむしろ良かったかもしれない。

ちなみに街中のauショップでは1ヶ月から1ヶ月半待ちらしいけれど、オンラインショップでは3日ほどだった。店舗には在庫をあまり流さず、オンライン側で囲っているみたいね、auは。自社のオンラインショップを使わせたい気持ちは分かるけれど、それってどうなんだろう、って。

実物を手にした感想。職場で早々に機種変した同僚に少し触らせてもらっていたけれど、実際に自分の使い方で画面操作すると思っていたよりも全然でかく感じるし。それと背面のカメラの出っ張りは、やっぱり納得いかない。実現すべき機能とデザイン(と費用)の間で揺れ続けた課題なんだろうけど、結果としてジョナサン・アイブはこれを認めたということで、そこ、なぜ妥協したんだろうなー、と。

iPhoneが大きくなっても、手のサイズは変わらない。おそらくiPhone6のサイズはそのギリギリの線を超えた気がする。となると、使いやすくするために、また安定的に手で持つためには、何かしらケースが必要になる。ケースに入れてしまえばこの出っ張りは関係なくなる。AppleはiPhone6用のバンパーも出していないし、ケースありきなんじゃないかと思えて仕方ない。裸のまま使う身としてはちょっと残念。

ところで、iPhone6 Plusを最初検討したときから考えていたことだけど、iPhoneが4.7インチ、5.5インチの世界に踏み込んだことにより、いくつかの変化が起きるのではないかと思っていた。

具体的には、スマートフォンの普及の初期段階で試行され、そして普及しなかった周辺機器やアプリの再考。電子書籍、Bluetoothのイヤホンやキーボード、スタイラスなどが言える。それらと合わせ技になるのが、手帳型のケース。元々女性が使っているシーンはよく見かけたが、これが男性にも普及するのではないかと。そうなるとNFCを待ち望まなくても、SUICAやEdyをケースに入れてしまえば事足りる話になってしまう。手帳型ケースにすると手持ちか鞄に入れて持ち歩くことになり、シャツやパンツのポケットに入れることはなくなる。そうなると、Bluetoothイヤホンの価値が高まるのじゃないかと。着信を知らせるBluetoothのリストバンドや時計(G-Shockとか)なんかもあるけれど、あれも求める人が増えると思う。それを見据えてのApple Watchなのかもしれない。

と、そんな感じで色々と想像していたけれど、実際に実機が手元に来て一番ヤバいなって感じたのはKindleの存在。Paperwhiteがいらなくなる。長時間読むなら目の疲労とかから、まだPaperwhiteに分がありそうだけど、通勤の電車レベルならiPhoneのKindleアプリで十分かも。

iPhone3Gを手にしたとき、大きく生活(の中でインターネットに関わる行動)が変わった印象があった。屋外環境とインターネット環境の距離が劇的に近付いた。あれはイノベーションだと思う。その後のモデルでそれらを感じることはなかったけれど、サイズという点で一つ違うところに到達したiPhone6によって何が変わるのか、楽しみであると同時に、本当に必要なのか、という点は改めて考えながら使ってみたい気もする。


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