発売前からプロモーションの動画などを通し、UIがかっこいい!って話題になっていたiPhoneのToDoアプリ「Clear for iPhone」が発売されていたので早速お試し中。ToDoアプリはこれまで「Nubi Do」を一筋に使ってきてて、正直何の不満もなかったんだけど、ここは気分転換も兼ねて。

で、使ってみて分かったのは、機能は最低限しかなく、期限設定やアラート、メモ追加などは一切ない。とにかくワンフレーズ程度で管理していく感じ。だからビジネス用途で細かく使うよりも「今日の晩ご飯用買い物リスト」くらいの方が機能としては近いかもしれない。それが不満になりそうだけど、逆にそうと分かってしまえばあとは使う側が歩み寄ればいいわけで、実際1日使えばすぐに慣れた。

何よりUIが美しいし、動きもサクサクしているので、なんとなくちょこちょこ使ってしまう。この”ちょこちょこ使う”感覚って意外に重要で、ToDoアプリってちゃんとこまめに情報を管理しながら使いこなせている人はあまり多く無いと思う。それって結局突き詰めると起動率が低いからで、Clearはその起動する率を高める雰囲気を醸すことに成功した点がまず一番いい。それと期限やアラートってそこまで重要じゃないんだな、てことも使い出して気付かされた。期限なんて漠然と覚えているし、アラートは「締切まであと1日だよ!」って使い方ではなく、完全にToDoを忘れた場合の「思い出して!」というフォロー要素が大きいように思う。それはToDoを起動しないから忘れるわけで、起動し目にすることが増えれば忘れることはないのかな、と。

これから暫く使ってみてどう感じるか分からないけれど、第一印象ではiPhoneでのToDo管理はこれくらいがちょうどいいかもなーって思うようになった(自分の意識改革)ことは確か。これまで使ってきたToDoアプリと同じようなことを求めると何も出来ないから、それを理由にレビューで★1とかありえるだろうけど、高機能でもその機能を半分も使いこなせない人なら逆にこれくらいがちょうどいいと思う。何も機能がないからこそ逆にシンプル使える場合もある。Clearは複雑な機能がない分、UIで満足度をカバーした感じ。個人的には機能性に走ってありきたりのToDoアプリにならず、このまま初期コンセプトを維持して欲しいな、と。

あと当たり前だけど、やっぱり日本語入力じゃなくて、英語で入力した方がどんなアプリもかっこよく見えるね。UI重視のClearは特に。


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