今年も1/2、3と箱根駅伝の往路復路をTVで観た。もう何年も欠かさず観ている気がする。生で観るのもありかな、と毎年思うが、自分が観戦している場所以外での展開を観ることが出来ないのも嫌なので、やっぱりTVだな、という結論になる。

今年は、新”山の神”こと柏原と彼に引っ張られて力をつけ主力の3年生になった面々が揃っている東洋の箱根3連覇、対して出雲、全日本で優勝している総合力の早稲田による学生3冠、若手で復権を狙う駒澤といったところが早くから注目されていた。

結果はというと、往路は柏原の走りもあって東洋の優勝、復路、総合は早稲田の優勝で、早稲田は学生3冠とまさに黄金時代に突入。東洋2位、駒澤3位とやはり今の強豪はこのあたりかな、という感じ。むしろコースを間違えるなどのハプニングもあったシード争い付近の方が注目を集めたのではないかという印象。その間に入っている東海や明治の注目度の低さは上位でゴールしているとは思えないほどの低さで、それもどうかという感じ。

さて標記に”ビジネス”と入れたわけだが、今回は各校のユニフォームの提供メーカーに注目してみた。学連選抜は抜きにしてその他をチェックし、最終結果順に並べてみたら次のようになった。(TVでチェックしただけなので間違ってる可能性あり)

順位 学校名 メーカー
1 早稲田大学 ナイキ
2 東洋大学 ナイキ
3 駒澤大学 ナイキ
4 東海大学 ミズノ
5 明治大学 ミズノ
6 中央大学 ミズノ
7 拓殖大学 デサント
8 日本体育大学 アシックス
9 青山学院大学 ミズノ
10 國學院大学 ミズノ
11 城西大学 ナイキ
12 山梨学院大学 アシックス
13 帝京大学 アシックス
14 東京農業大学 アシックス
15 神奈川大学 ナイキ
16 中央学院大学 アシックス
17 学連選抜大学
18 専修大学 アシックス
19 上武大学 アシックス
20 日本大学 ミズノ

なかなかしたたかだなー、って思ったのが正直なところ。ナイキね。割合は高くないのに見事に上位を固めている。自分はランニングの趣味はないのだけれど、昨今の流行を牽引しているメーカーって多分ナイキなんじゃないかな、って思う。いつから上位の各校のスポンサーがナイキになったかは定かではないけれど、各校とも以前は違ったはずだから、やはりメディアの露出を計算してナイキから働きかけていったのではないかなと推測。その点ミズノやアシックスはそういう働きがまだまだ足りないのかな、と思ったり。ある意味、保守的な日本企業を象徴しているのかもしれない。ミズノ、アシックスは陸上!というイメージがあるのだが、これからは世代によっては陸上もナイキになってくるのかもしれない。

面白かったので覚えていたら来年もユニフォームをチェックしてみようかな、と。


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