かれこれ1年以上「働き方改革」という言葉が流行っていて、その割に中身が一切伴わない、具体性のないバズワードになっている感じも否めない中、ペアで耳にするのが「テレワーク」。

調べてみると、テレワーク自体は英語としても存在しているようで、和製英語ではないようだけど、日本のように在宅勤務とかで使う単語ではない模様。どちらかというと、いつもオフィスで働いている人が客先に行ったりとかのように少し外出し、その際も外出先から仕事をする場合くらいに使う程度。

では、日本国内でいう「在宅勤務」や「テレワーク」に相当し、すんなり伝わる英語ってなんだろうか。

まず広義から考えると、

テレワーク(Telework)の反対は、リモートワーク(Remotework)。オフィスがメインで外がおまけが前者で、外(オフィス以外)がメインでオフィスがおまけが後者。

次に、このリモートワークを分類(狭義的に)すると、

在宅勤務が「Work from home」で略して「WFH」と表記されることもある。家で仕事しているのがメイン。その反対で、家ではないところ(カフェとかコワーキングスペースとか)で働いている場合は「Mobile work」とすると良いらしい。

日本的な感じでまず朝出社して、それから内勤したりたまに外に出たり、ってなるとテレワークが近いのかもしれないけど、そもそも単語として使う必要がなさそうで、使うとしたらリモートワーク。それをもう少し正確に伝えるのであれば、WFHかモバイルワーク、というところなのだろう。

いずれにしても、上から下まで社員の意識改革があって、それと会社の制度、ロケーションに依存しないシステムの用意の3つが整って初めて改革が成立するので、 そもそも「働き方改革」なんていう単語を口にしているような企業で達成することはとても時間がかかりそう。順番としてはマインドセットからなんとかしないとね。


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