個人向けのオンラインストレージというと、Dropbox、OneDrive(旧SkyDrive)、Google Drive、iCloudなど選択肢が豊富。実際のところ色々並行して使っているわけだけど、今さらながらその中でメインをどこにするか問題。容量、安定性、複数のデバイスでの使いやすさ、あたりで考えることになるのかな、と。
自分はここ数年Dropboxが主力で、理由は単純に複数のデバイスを使う際に、一番使いやすかったことと、他のサービスに見直すことをしてこなかったことがあるかな、と。iOSでのアプリも必要最低限にして十分だし、何より少し古いMacOS(10.7.5)でも、最新のWindows10でも同じようにマウントして使えていたことが大きい。PCからどこかにファイルをアップロードしたり、逆にダウンロードするときに、ブラウザベースではなくマウントされているというのは使い勝手を考えるとかなり重要。
そんなDropboxで困るのが、容量の少なさ。標準で2GBしかない。他人を招待すれば無料で容量を増やすことは可能なわけだが、それでも1人につき500MBなので、気合い入れて10人(現実的なラインはこれくらいでしょう)招待できたとしても合計で7GB(ちなみに自分は今5GB)。月1,200円払ってProプランにすると1TBまで増やせるが、そこまでの容量は今のところ求めていないし、勝手なもので、ストレージに限らずだが、月額が4桁になると途端に高額に感じてしまう。
加えて、今すぐに何かが起きるなんてことはまずないだろうけど、Dropboxについては、以下のような記事も見かけることがちょくちょくあり、2、3年前の勢いは今はなく、かといってMSやGoogleのようにストレージがメインサービスではない企業に比べると、ベースの体力が気になるところ。置くファイルにもよるだろうけど。
企業価値が半減のDropbox 利用者「5億人突破」でも厳しい評価
http://forbesjapan.com/articles/detail/11512
というわけで容量確保のために、Dropboxから移行することに。とりあえず、Windowsを使い始めたことで身近に感じるようになってきたOneDriveをメインにすることにしてみた。OneNoteをよく使うことや、若干仕事の勉強目的という要素もあるので、「数ある選択肢から何故OneDrive?」となると、それは自己都合という他ない。単純に価格プランや選択肢を数社並べてみると下表のような感じで、やはりOneDriveにそこまでのメリットは見出せない。Dropboxとだけ比べるのであれば、1TBもいらないし、ましてや月1,200円も払いたくない、という人には向いている程度?(かといってプラン設定の問題なので、OneDriveが安物買いの銭失いになるとは思っていないが)
容量 | Dropbox | OneDrive | Google Drive | iCloud |
2GB | 無料 | – | – | – |
5GB | – | 無料 | – | 無料 |
15GB | – | – | 無料 | – |
50GB | – | 170円 | – | 130円 |
100GB | – | – | $1.99(約211円) | – |
200GB | – | – | – | 400円 |
1TB | 1,200円 | – | $9.99(約1,059円) | 1,300円 |
・1ドルは106円で換算
・プランと料金は2016/5/2時点
・GoogleDriveの10TB以上のプランは省略
ただ、OneDriveに関しては、SkyDrive時代はパッとせず、今になって、後発組くらいのノリで現在進行形で進化しつつあるサービスのように感じている。特にWindows10では使いやすいサービスになってくるのではないだろうか、と勝手に期待している。
iPhoneなどのデバイスで使っていても問題ないが、唯一、自分の使い勝手で問題があるとすれば、MacOSでFinderに表示するためにはアプリを使う必要があり、このアプリが、OSが10.9以降でないとインストールできない点。このあたりは、RemoteAppなども同様のバージョン指定だから、現在のMicrosoftのソリューションをMacの環境でしっかり使おうと思うと、10.9以降が必要みたい。まぁ、10.9がリリースされたのは2年半も前だから、さらに古いOSを使っている自分に問題があるようなものだけど。
そんなわけで、OneDriveをMacで使うには、ブラウザベースになるという欠点を抱えているものの、主力をWindowsに変えつつあるので、問題ないと判断して、データを移行。あとは、これまでDropboxに置きたかったが容量の関係で置けなかった20GB弱分のファイルがあるため、50GBまでのプランに拡張し、運用を開始。細かい使い勝手は、使いながらこれから見ていこうかな、と。
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