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出張で高知へ。毎年高知には行くけど、仕事で行くのは初めて。日中いつも通り仕事をして後、飛行機で高知に移動し、翌朝一番から仕事をして、昼過ぎには高知を発つという滞在時間が20時間に満たない強行スケジュール。せっかく行くのに勿体ない、が仕方ない、仕事だ。そんなわけで17時頃、上空から富士山を見ながら高知へ向かう。

高知に着いたのは暗くなり始めた時間帯。いつもは高知空港からレンタカーを借りるが、今回は仕事なので高知の中心地へバスで向かう。いつもと勝手が違うので新鮮だったり、不思議な気持ちだったり。ホテルへチェックインし、すぐさま食事のために外へ出る。

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翌日の仕事先と高知駅の中間あたりで、かつ食事処も集まっているだろうと考えて、廿代町付近のホテルにしたけれど、廿代町といえば今まで機会がなくスルーしていた屋台があるエリア。もちろん定番中の定番、餃子安兵衛。ひろめ市場や恵比寿店では食べたことがあるが、本家の屋台は初。想像ではお堅い感じのおっちゃんがやっている昔風の屋台と思ってたら、他の店舗と同じく今風な兄ちゃんたちがやっていて、大きなお祭りの屋台(というかテント)のような感じ。

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ここのは小さめの軽い餃子なので、初っ端から2人前を注文。屋台では他の店舗では食べられないラーメンやおでんが食べられることは事前に把握していたが、なんかそういう気分じゃなかった(というかそこまで腹減ってなかった)ので、餃子とビールだけに。餃子はいつもと変わらず美味しかった。屋台だから寒いかな、と思っていたし、どこかでそういうのを期待していたのだけど、ビニールの風よけがテントに付いていたので特に寒いということもなく。

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思っていたより腹が膨れてしまったので、食後に夜の帯屋町をブラブラと消化のために散歩。驚いたのが、ひろめ市場が貸し切りになっていて入れなかったこと。入るつもりで来たであろう観光客が何人か困惑していた。そりゃそうだろう。確か月1回は清掃で市場定休日があった気がするけれど、貸し切りなんてことがあるんだな、と。散歩もそこそこにホテルへ戻り早めに就寝。

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明けて翌朝は早々にチェックアウト、そのまま仕事先へ。とても静かな朝。将来高知にIターン出来たとすれば、こんな感じで出勤するのかな、と妄想したりしているとあっという間に到着。仕事もあっという間に終わり、1時間近くお客様と高知話に花が咲く。

まさか東京から来たやつが高知大好きで地名もだいたい分かっていてすらすら話すとは思いもしなかったらしく、逆にツボをついてしまったらしく、次々と「どこどこは行った?」と話がはずむ。が、ことごとく「行きましたよー」と正直に答えちゃったり「いののあたりは渋滞になりますよねー」とか地元かよ、って感じで返したりしたもんだから、途中からはまだ行った事がない所を必ず見つけて勧める!という熱意にお客様が変化し、コーヒーを頂きながらリアルるるぶ。

結果的に、四国カルスト(秋がオススメと言われたが、それは難しいぞ)のあたりと、大歩危(それ既に徳島だから!とつっこみ我慢しつつ)が、自分が行った事のない一度は行くべき場所ということになった。確かに以前、四国カルストでキャンプしている写真をネットで見た事があるが、それはもう絶景。確かに行きたいところではある。梼原のあたりには一度は行きたいと思っていたし、四国カルストに立つ風力発電も生で見たいと思っているわけで確かにちょうどいい。

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そんな感じで初対面のお客様とかなり盛り上がって昼時になってしまったため、歩いて数分、昨夜は貸し切りだったひろめ市場で手早くカツオのたたきを食べて駅へ向かう。

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駅まで路面電車かバスでって思っていたけれど、見事に春の陽気だったので、高知駅まで歩いて行くことに。歩くのが気持ち良い充実した時間。たまたま追手筋に人が全然いなくてそれもまた気持ち良く。

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ちなみにこちらは、はりまや町3-1-1に路面店を構えるルイ・ヴィトン高知店。何故住所まで書いたかというと、今月一杯で閉店するから。記念(なんの記念だ?)に数枚写真を撮っておいた。ちょっと場所がら浮いていたように感じる店。そう思うと閉店は意外ではない。ただ、建築デザインとしては有名な建物だし、今後どうなるのか気になるところ。取り壊すのは勿体ない気もするけれど仕方ないかね。

ところで何故、高知店が突然ここに出来たのかを調べたら、2003年当時のLVJグループ代表取締役社長であった秦郷次郎氏が実は高知出身で、その高知愛が半端なかったからみたい。この店を作った当時は「中核都市における店舗戦略のパイロットショップにしていきたい」という想いだった様子。残念ながら、その目的は果たせず、というところなのかも。

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天気が良いと高知橋からの景色も美しい。左手は工事中だったけれど。かなり大きな工事をしていたけれど何が出来るのだろうか。この高知橋を歩いて渡ったのは初めて。見ると橋が完成した年月が自分が生まれた年月と同じだった。意味もなくなんか嬉しい。嬉しいとか変なやつみたいだけど。

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というわけで高知駅が見えてきた。ここからは高速バスかJR特急で岡山へ向かい、岡山経由で広島まで移動する。続きは広島編で。


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