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Amazonプライム会員は4,980円、ということでKindle Fire(2015)を購入。以前から使っているPaperwhiteのレスポンスが悪くなってきたなと感じていたし、一度くらいはandroidも触ってみたいという気持ちもあったところに、この価格なら失敗も許せそうだし。

そもそもPaperwhiteはやっぱり小説など文字のみの文章に最適化されたデバイスなため、例えば図表が多く含まれる書籍では使い勝手が悪かった。拡大・縮小もスムーズというにはほど遠い。その代わり、e-inkディスプレイなので目が疲れるということは少ない。先に手が疲れる。手が疲れると言っても重くはなかったけれど、サイズと重量バランスの問題なのかな、と。自分の手の大きさも問題なのかもしれない。

そんなこんなで使い始めたFireだけど、暫く使ってみた感想としては、値段相応というところかな。メリデメを考えると、5,000円という価格が突出しているメリットで、それ以外の大半の項目はデメリット側に振る感じ。価格が全てを補っていると思うので、ダメな感じは全くしない。もしこのデバイスにiPad miniのような価値を求めるのであれば絶対に不満だと思うのでそのあたりは前提として省いて、その上で以下のような点を割り切れるかどうかだと思う。

・313gは意外に重たく感じる(Paperwhite(2015)が205g、iPad miniが約300g)

・十分と思っていたディスプレイ解像度(1,024×600/171ppi)は使ってみるとかなりしょぼい(iPad miniが2,048×1,536/326ppi)ので、読書やネットをしているときに文字のドットが粗く感じる

・アプリはGoogle Playが使えなくて、Amazonのアプリストアからしかダウンロードできない(Amazonアプリストアのアプリはかなり少ない)

・androidのお試しにはならない(OSはカスタマイズされたFire OS 5 “Bellini”)

・microSDカードは写真やアプリには使えるが、書籍には使えない

という点を踏まえて、このFireのベターな使い方としては、以下かな。一点目の映画鑑賞用途が実は一番大きいかも。ちなみに「プライム会員は無料」となっているが、家族会員はその適用外なことは要注意。iPhoneやiPadなどからアプリ経由であれば、そのアプリだけ家族のメイン会員でログインすれば良いだろうが、Fireの場合、デバイスそのものがAmazonのアカウントと紐付けられるので、Fire利用者は、メインの会員でいることが大事かも。

・プライムビデオ閲覧用

・Paperwhiteで読みにくい書籍用

・テレビ観ながらちょっとネットサーフィン(スマホでも良いけど)

というわけであらゆることを1台でこなしたいのであれば、結局はお金を出す必要があり、そうではなく、限定された用途に使うとしてその用途がマッチしているのであれば、便利に使っていけるデバイスなのではないかな、と。

でも、自分はとりあえずPaperwhiteの代わりとして、暫く使ってみようと思っている。


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