2週間前くらいにたまたまチケットが取れた立川談春の独演会に行ってきた。

三鷹市公会堂は歩いていけるくらいの近所。とはいえ特にこれまで縁もなく、今日初めてホールに入ったけれど、なかなか歴史を感じる古い建物(築46年?)。と思っていたら、この12月から大規模改修工事に入ると、マクラというか小話の中で談春も触れていた。席数が減りゆったりとしたシートになるっぽい。このクラシック感も嫌いじゃないけど、ゆったりもいい。改修後が今から楽しみ。

さて生落語は、4月の立川談春のアナザーワールド以来で2度目。今日もそのときと同じく、前座は立川春太。噺は初めて聞く「寄合酒」。落ちへの持っていき方が急過ぎて「ん?」て空気で終わってしまったけれど、せっかく2回も噺を聞いた噺家なのでこれからもチェックしていこうと思う。どんどん上手くなっていくんだろうなー。なんというか前座に対して冷たくも厳しくもなく、ゆっくり成長を見守る客の雰囲気というのは落語では当たり前なんだろうけど、この優しい感じはとてもいいなーと思う。

談春の演目は「二人旅」と「三軒長屋」。「二人旅」は「じきさめ、庭さめ、村さめ」が出てくる噺。楽しかった。旅ネタは全体の規模が大きく、全体像(伊勢路?)を把握出来ていないがこれを機に順番に聞いてみようと思う。今回の「二人旅」は「七度狐」の「煮売屋」部分のカットということでいいのかな?なんか落語本も読みたくなるなー。もう少し背景とか知っておきたい。「三軒長屋」は長く、人物の出入りも多くて大変そうだった。だけど随所に笑いが用意されており、全然時間を気にせず楽しむことが出来た。これは演者次第で大きく変わりそうな。他の人のも聞いてみたい。五代目古今亭志ん生が良いらしいが手に入るかな?探してみよう。

そんなわけで今日の演目はどれも笑い噺(でいいのかな?)。笑ったおかげですっきり。やっぱり生の落語は良かった。年内にあと1、2回は行きたいなー。


Similar Posts (Posts or dissimilar):関連するようなしないようなエントリの抜粋