男の作法」 池波 正太郎(著)

前から何度か読んでいる本だがBS朝日でやっていた「文豪の味手帳 〜池波正太郎が愛した食の世界〜」を観てまた読み直した。

タイトルからは堅い内容に見えそうだが、内容はもっとさっぱりしていて、池波正太郎が食事や服装、普段の生活の細かい点に対するこだわりというか思うところをつらつらと書いている。ものすごいさっぱりと書いているんだけど、かなり正論だし、こだわりすぎないこだわりがとにかくかっこいい。余裕、ってこういう感じなんだと。こういう風に考えられるような大人になりたいなと思う。

文庫で200ページくらいとすぐに読めるので読んだことがない人には是非読んで欲しい一冊かも。昭和59年の本だけど古さは感じない良本。



いちばんやさしいPMBOKの本」 深沢 隆司(著)

PMBOKに関する書籍としては、一番読みやすい気がする。2007年頃の本なので、内容はPMBOK第3版ベースと古くなるが、そもそもPMBOKに興味を持ってもらうための入門書なのでそこまでオリジナルのガイドに踏み込んでいないので問題ない。とにかくPMをこれからやる人とかPMBOKの敷居を高く感じていた人はこのあたりから入っていくと次の一冊に手を出しやすいし、実践するポイントが分かるんじゃないかと思う。

PMBOKガイドは最新の第5版の日本語版が来月販売開始。第5版からステークホルダの扱いが明確に記載されているらしいので、気になっている。



高知の逆襲」 木部 克彦(著)

高知に関する本はついつい買ってしまう。これもそんな一冊。本書は著者のヒット作「群馬の逆襲」の高知版。もう一冊いってみよう!ていう安易な感じで書いたのかも。ちょっと内容薄いかな。これで高知に興味がなかった人が、高知に興味を持つかっていうと難しそう。知っているからイメージが出来て、まぁ、ときどき「へぇー」って思ったくらいかな。



甲子園 歴史を変えた9試合」 矢崎 良一(企画)

甲子園好きなのでつい手に取ってしまった一冊。タイトルの通りだが、甲子園のノンフィクション集。早稲田の斎藤(ハンカチ)と駒苫の田中(マー)の試合とか、2000年に智辯和歌山がPLを下した試合とか。このときのPLのメンバにはロッテの今江とか、阪神にいた桜井とかがいたけど負けてしまった。その背景とか。Numberが好きな人向けな一冊かな。



図解雑学 よくわかる歌舞伎」 石橋 健一郎(編著)

とにかく歌舞伎って目や耳にすることが多いわりに、実は全然知らない。用語や話の流れとか。ど素人としては十分過ぎる内容で、これを全て頭にいれるのも難しい。たぶん具体的なイメージがないからなんだと思う。来年は一度くらい歌舞伎の興行を観に行ってみたい。



クリスマスを探偵と」 伊坂 幸太郎(著)

寝付けなかった日に眠くなるまで、と思って、Kindleで買ったままだったこれをサササっと読んで気持ちよく眠りについた。そんなほんわかとする短編。本編は伊坂幸太郎が大学一年のときに書いた初めての短編のセルフリメイク。(Kindle版のみの販売なのでKindle持っている人は是非)

(年間目標に対して… 24/18冊)


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